配当期待権の評価

配当期待権とは、所有する株式について配当金交付の基準日の翌日から効力が発生するまでに配当金を受けることができる権利です。

被相続人が株式を所有していて死亡日が配当金交付の基準日より後で配当金の効力が発生するまでの間の場合、配当期待権についても相続税の課税対象となります。

配当期待権については、課税時期後に受けると見込まれる予想配当の金額から源泉徴収されるべき所得税・住民税の額に相当する金額を控除した金額によって評価します。

死亡日が配当金の効力が発生する日以後で実際に配当金を受領していない場合は未収配当金として同様に税引き後の金額が相続税の課税対象となります。